Tropic of Graduation


さて、先日開幕したパ・リーグに続き、
セ・リーグも本日開幕し、いよいよ本格的に春の訪れを感じてます。
我が阪神タイガースも無事に勝利を収め取り敢えずは一安心です。
そんな日にぼかぁ上司と一緒にある製品の納入に行き、
無事に納品を終えその帰り道でこんな話になった訳です。

上司『今の警察のドラマとかってさ、面白くないよね』
俺 『ああ、確かに面白くないですよね。あのPTAって奴のせいで』
上司『こう、「太陽にほえろ」とか「西部警察」とかさー』
俺 『あー、確かにあんなベッタベタなドラマが面白かったりしますよね』
上司『あー、そうかも知れんなぁ』
俺 『…そーいや日本人って「ベタな展開」って一種の安らぎを感じますよね。
   例えば「水戸黄門」じゃったら悪役が弱者をボコボコにしてて、
   それを主人公がやっつけるみたいな流れがあるじゃないっすか』
上司『んまぁ、別にそれは日本人だけじゃねかろうけどな。
   「スーパーマン」とか「スパイダーマン」もそうじゃが』
俺 『ああ、まぁそうですよね』


例えば日本じゃ『水戸黄門』が昔から何だかんだって放送が継続してる。
けれどあの番組も冷静に考えれば先の展開が分かってるから面白い番組とは言えない。
でも見る人はめがっさハマってかなり長期的なスパンで見てたりする訳だ。
『先が読めちゃう番組』なのに、だ。…まぁ、繰り返しになっちゃうけれど。


でもこの番組が続いてるって言う事は、どういう事かって考えると、
多分『ベタなドラマ』…すなわち『一種の安心感のあるドラマ』ってぼかぁ思うんだね。
『安心感』があれば見てて『安心』する。
見て『安心』するんであればそりゃぁ皆見てさ、結果それが長寿番組になるんじゃろうね。


そう思った時に今のテレビ番組が向かうべきなのって、
そんな風な『ベタベタな番組』なんじゃないかなぁ、って。
何かもう現代人って妙に退屈で、それを潰すのが下手で。
それで居て変に刺激に慣れちゃってるから変に鈍感になってんじゃないかなと。
それならばいっその事『新しい物を探す』んじゃなく逆に戻るべきなんじゃないかなって。



…まぁ、話の着地点が見えないけれど、
言いたかったのは『原点回帰って結構重要な物でもあるよね』って事。
もうそろそろ入社して1年経つし、ここらでもう1度自分を見直したいと思うんです。