朝まで生プロ野球


それでは、これからオロロシャオロン氏へのレス、
及び僕自身の現在の野球人気とプレーオフについて語りたいと思います。
皆様、よろしくお願いします。


まずプレーオフを言う前に野球人気を取り戻す事が必要で、
それでその延長線上にプレーオフ云々の話があるんじゃないかなと思います。




オロロンシャオロン氏*1の言う様に、
今現在の野球人気ってのは地上波での放送が無くなったりして、
一時期よりはかなり下がってると思いますが、悲観的になる必要は無いと思います。
本当に見ようと思えばGAORA等のCSや何やらで見れます。
それに地上波での放送は彼の言う様に娯楽が多様化してる、
今現在の情勢を考えれば仕方ないと思います。
むしろこの情勢で野球しか娯楽が無いってなるとそれは逆に怖いです。


じゃぁそんな中でどうやって野球の人気を取り戻すか。
商業的な事や野球界の深い深い部分までは知らない僕が考えるに、
大きく分けて2つのポイントが出てくると思うんですね。それは…

①地方での公式戦を増やす
②世の中の人との積極的な交流

ではないでしょうか。


例えば①については『日本各地で試合をする』という事です。
球団の無い倉敷では野球の試合ってのは年に2、3回のイベントであって、
新聞とかでもそれなりには告知をしてます。
でまぁ阪神戦なんかは土地柄もありスタンドはいっぱいに膨れ上がり、
倉敷の阪神ファンはそこでの応援を凄く楽しんでるように僕には見えます。
その事を考えれば、例えば米子や松江や尾道、もっと言えば徳島や高知、
今挙げたのは僕の住んでる中国四国地域の地名ですが、
日本各地で言えばもっと色んな公式戦が出来そうで、
今まで過去何年も公式戦が行われてない場所は沢山あるんじゃないでしょうか。
僕はそういった地域で公式戦を行なう事というのは、
『野球の普及』という面で大きな意味があると思います。


②もそのままの事です。
例えば今プロは高校球児を呼んでシンポジウムみたいなのを開いています。
僕はこの試みには非常に賛成であり、今後も続けて行って欲しいと思います。
また、オロロン氏の言うようにユースチームの設立や、老人ホームや学校の招待も、
僕は面白い試みではないかな、と思います。
ただ、ユースチームは甲子園に出場出来るか出来ないかがまた厄介そうです。
個人的には野球留学の問題がまた再燃しそうに感じるので、
そこは徹底的に討論するべきポイントではあると思います。
…ちょっと話はズレましたが、
前述の様な活動を積極的に行い『野球の魅力を知ってもらう』のと、
小さい子供たちやそれまで野球を知らなかった人への『普及』を図るべきではないでしょうか。



とまぁここまで色々と話しましたが、
これらの事をどれだけやったとしてもやはり選手たちがひたむきにプレーしないと、
それだけでプロ野球の魅力というのは半減して行くんじゃないかと思います。
昔ピーゴロ*2で全力疾走した選手が相手ベンチから笑われたという話がありました。
こんなのは僕から言わせれば言語道断であって、
笑った選手に関しては個人的には選手を辞めてしまえば良いと思います。
そんな風に『プロ野球選手』という地位の上にあぐらをかく様な人間が、
プロ野球選手』と言う事さえおこがましいと僕は個人的に考えますがね。


仮に選手全員がひたむきなプレーを見せてたすれば、
プレーオフほどモチベーションを下げる制度ってのは無いと思います。
『2位が日本一になれる』という大きな矛盾を抱えている以上、
この制度はそう長くは持たないと思いますし、
この制度が長く継続する様な野球界なら自然と廃れていくでしょう。
また、その中で『プレーオフについて』徹底的に話さないのであれば、
もう僕は日本のプロ野球は終わると確信しているだろうと思います。
何でもかんでもアメリカナイズすりゃ良いって訳では無いですよね。




要するにひたむきなプレーをプロだから初心に帰ってファンに見せ、
後は各地域での試合やオロロン氏の言う様に『泥臭い』普及活動を行う。
そうすればおのずとプロ野球人気って取り戻せると僕は思います。
過去の制度であっても10.8の名古屋決戦の様な熱いペナントはあったし、
江夏の21球』の様に記憶に残るシーンは沢山あった筈です。
別に娯楽が多様化してますから皆様に『野球を見ろ』とは言いません。
ただ、少しでも野球に興味を持って欲しいのです。
そしてこのblogでの文章が皆様が野球に興味を持つきっかけになれば幸いです。


2008年1月28日 うましかもの

*1:以下オロロン氏

*2:ピッチャーゴロ